就任祝いはどう贈るの?
6月末は企業の株主総会がある季節。この時期はご就任お祝いに贈るお花のご依頼が相次ぎます。
今日いただいたお電話のご相談はズバリ「就任祝いってどう贈るの?」でした。
🙂 「質問だけなんですがいいですか?」
「もちろんです。」
🙂 「とある会社で、それぞれの役職に就任された方が、同時に4人いるのですが、その場合、お花はどうやって送るんですか?」
「ひとつの会社様で、同じタイミングで、4人の方がそれぞれにご昇進された。ということですよね?」
😛 「そうです。」
「でしたら、4人の方それぞれにお祝いの気持ちを贈るのが適切と、当店ではご案内しています。」
🙄 「ということは、一つも会社に、4つの花が届くんですよね?」
「そういうことになりますね。」
🙄 「もし花なら、4つ届くんですよね?同時に(笑)」
「お花ならそうですね(笑) お花を送るかは別にしても、たとえば移転や上場のお祝いは『会社』に対するお祝いですよね。それに対し昇進や昇格、就任のお祝いはその会社に所属されている『ひと』に対してのお祝いです。ご昇進された方が複数いれば、それぞれの方にお祝いの気持ちを表すのが適切であると考えています。」
🙂 「ああなるほど。」
「たとえば就任ではなく、逆に退任や退職の方が複数いらした時って、それぞれの方に対して「ご苦労様でした」と声をかけますでしょ?それと似ていますよね。」
😀 「ああそういうことですね(笑) わかりました。ではちょっと社内で検討します。」
ここで豆知識。昇進とは「職界や地位が上がる」こと、昇任は「取締役以上の役職に就く」こと、就任は「新しく取締役などの高い地位に就く」ことを言います。就任お祝いは、会長、社長、支社長、店長、支店長などに就かれた場合に「祝 御就任」「祝 社長ご就任」と表書きをつけお祝いの気持ちを贈ります。こちらは該当する会社にとっても公的な行事ですから、もしご挨拶状が届いた際には、できるだけ早くにお祝いの品をお送りするようにします。
なお社内でご昇進された方がいる場合は、会社の慣習に従ってお祝いを考える、部署で相談をするなどし決めるとよいでしょう。なかにはご本人ではなくご家族に対してお祝いの気持を贈られる方もいらっしゃいます。昇進や昇格はご家族にとっても嬉しいニュースですから、そんなご注文を頂いたとき、素敵な気遣いだなと感心したのを憶えています。ご参考まで。