気付ってなあに?
今日、事務みならい中のスタッフにご注文のデータ入力を手伝ってもらっていた時のこと、スタッフからこんな質問がありました。
🙂 「咲さん、『気付』ってなんですか?」
「気付(きづけ)っていうのは、例えば届け先のある場所を介して、本人に届けるときに使うのよ」
🙂 「そうなんですね」
「例えば、花を届けるときに、自宅なら直接ご本人が受け取れるでしょ?」
🙂 「はい」
「その場合は***様でいいじゃない?」
🙂 「ですね」
「それに対して、例えば届け先がホテルの場合、本人に直接渡せないときは、ひとまずフロントに預かってもらって、そこからご本人に渡してください。ってなることがあるの。そのときに『フロント気付 ***様』と書いておくのよ。」
😀 「なるほどー」
「そういうこと。ところで。気付(きづけ)の『き』ってなんだろね(笑)」
🙄 「何でしょうね(笑)」
「なんだろう(笑)」
ということで調べてみました(笑)日本国語大辞典によると、気付(きづけ) とは、
(心添え・心付け・注意させる意から) 書簡を相手の立ち寄り先などにあてて送ること。また、その時、そのあて先などの下に書き添える語。
とあります。
これを私たちの花に置き換えてみます。重複しますが例えば、ホテルで挙式する花嫁にお花を贈りたいときは、本人に関係のある場所(ホテル)に送り、そこにいる関係者(フロント)から本人に届けていただくことになります。この場合に「***ホテル フロント気付***様」とお届け先の住所欄に記載するんですね。ほかにも
***ホテル フロント 気付
***会館 ***の間 気付
***会社 営業本部 気付
****劇場 楽屋 気付
といったように使います。
😯 「いろいろ難しいですね」
「でもね、なんだか気付の気って「あなたに託しますから(本人に渡るまで)くれぐれも気を付けてお願いしますね」という願いが込められてるような気がしてきたから、なんか悪くないなあ、なんて(笑)」
😉 「そうかもしれませんね(笑)」
いささか解釈が行き過ぎているかもしれないけれど、でも「気付は気を付けて」と願って届けたら、いつも以上にちゃんと気持ちが届くような気がして。だからなんだかいいな、と思ったのでした。