知りたい!「三回忌に使ってはいけない花の色ってありますか?」
【答え】相手が不快にならなければどんな花でもOK
一般的には「白い花に少し色入れて」というのが、いわゆる「お供え花らしい」花ということでしょう。でもきっとこうして「色」について疑問があるということは、白だけじゃ寂しいのではないか、故人の好きな色とかどうだろう?といった、他者に対しての気遣いがあってのことではないかと推測します。
HANAIMOとしては「相手が不快にならなければどんな花でもOK」です。
ではどんな花が不快に映るでしょう。たとえば今回のようにお供え花の色の場合は
- あまりにもお供えっぽくない(印象として派手さが先行してしまう)
- 使った色の意図が伝わらない
- 使った花の印象がよくない
などがあげられます。たとえば
「赤」が好きだった華やかな故人の三回忌に「赤バラ」を使いたい
とします。ここで花を受け取るのはご家族ですから、
「赤」=故人が好きだった
「赤バラ」=故人のイメージ(華やかさ)
といったこちらの意図がご家族に伝わらなくては誤解されてしまいます。ここでポイントになるのは、「必ずしも友人知人が抱く印象と、ご家族の中にある印象が同一であるとは限らない」ということです。
誰もが知る故人のイメージであれば説明は不要ですが、個人的に抱く印象や情報である場合、そこにこだわりすぎると相手に意図が伝わらないばかりか、誤解されたり不快を与えかねません。ですのでこのような場合は、メッセージやお手紙の中で、故人との思い出やエピソードとともに、色や花について一言触れるといいでしょう。ご家族としても、年月が経った今もこうして故人との思い出に思いをはせてくれることを、嬉しく思ってくれるはずです。
また、数年たった時期のお供え花は、ご家族に対してのごあいさつ代わりにもなります。「お元気ですか」「お変わりありませんか」など、相手への労いもかねて、明るい色の花を贈るのもおすすめです。