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七五三(しちごさん)のお祝いについて

Posted on 2021/11/06

七五三のお祝いの季節になりました。元来、三歳・五歳・七歳を迎えると、子供たちの健康と健やかな成長を願い、お祝いをしてきました。古い慣習もさることながら、小さな子供たちの和装は、日ごろのやんちゃな姿さえ忘れてしまえるほど愛らしく、また小さな子が、千歳飴の袋を地面にすりながら歩くのは、思わず笑みがこぼれます。そんな七五三について、今回はご案内いたします。

この記事を書いた人
Hanaimo店主 鈴木 咲子

  • 七五三の歴史
  • 七五三は11月15日が正式
  • 現代の七五三

元来、三歳・五歳・七歳は「子供の厄年」とされ、身体的にも精神的にも、成長の節目に当たるとされてきました。また古い時代の日本では「七つ前の子は神の子」ともいわれ、ひとは七歳に達してはじめて社会一般から生存権が認められたのだといいます。

これと似たような故事は「七草(人日)」にもありますが、それほど昔は、子どもたちが生きながらえることが容易ではなかったのでしょう。ゆえに七五三においても、3歳、5歳、7歳と節目のたびに、子どもたちの健やかな成長と健康を願ってきたのだろうと推察します。

さて儀式としては、古くからの風習である3歳の「髪置(かみおき)」、5歳の「袴着(はかまぎ)」、7歳の「帯解(おびとき)」に由来するといわれています。男女ともに、3歳はこの日から髪を伸ばしはじめ、5歳は初めて袴をつけ、7歳は、それまでの紐付きの着物に代わって「本仕立ての着物と丸帯」という大人の装いをするようになります。

これらを称して「七五三の祝い」とし、氏神様にお参りするようになったとされています。

七五三は江戸時代に始まった神事が由来で、江戸幕府の第5代将軍、徳永綱吉の長男の「髪置祝い」がはじまりといわれます。当時の慣習に倣い11月15日に行われるのが正式です。現在は神社の混雑を避けるため、時期をずらして参拝されることも増えました。多くは11月中のいずれかの土日・祝日に行なう傾向です。北海道など寒冷地では11月15日前後の時期は寒くなっていることから、ひと月はやい10月15日全戸に行なうこともあるようです。

現代では伝統的な行事としてだけでなく、家族の絆を深める機会や、子どもたちの成長の記録を残す文化としても、大切にされています。しかし昔も今も変わらないのは、七五三は、これまで子供が無事に成長できたことを、皆でお祝いする喜ばしい儀礼であること。

七五三を迎える年には、ぜひ家族そろって氏神さまやご先祖さまにお参りをして、日々の感謝の気持ちを表し、またこれからの健やかな成長をお祈りしましょう。

フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主 鈴木咲子

都内生花店に8年在籍ののち渡独。2000年に南ドイツ、アルザス地区の生花店での勤務を経て帰国後、ドイツ人フラワーデザイナーなど、トップフローリストのアシスタント、バイプレーヤーとして従事。2002年 通販サイトHanaimo開業。「あなたの想いを花でかたちに」をモットーに「想いを伝える」プロフェッショナルとして日々精進。 一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格

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