今さら聞いちゃう「一周忌や三回忌ってなあに?」
「周忌法要」は、亡くなった方の命日に近い日に行われる追善供養の法要で、日本では一般的に一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌に行われます。今回は、一周忌をはじめとする「周忌法要」についてご案内します。
この記事を書いた人
Hanaimo店主 鈴木 咲子
目次
- 周忌法要とは
- 命日と祥月命日
- 三回忌とそれ以降の法要
- 周忌法要のマナーについて
周忌法要とは
「周忌法要」は、亡くなった方の命日に近い日に行われる追善供養の法要です。法要の年数は、亡くなった年を1と数えるので、満2年が「3回忌」です。また「満一年」は二回忌とは言わずに「一周忌」とよびます。これは、亡くなって一年(一周)廻ったあとの命日(祥月命日)と捉えるからです。
命日と祥月命日
故人の亡くなった月日を「命日」とよび、毎年めぐってくる、その同じ月日のことを「祥月命日(しょうつきめいにち)」といいます。さらに毎月の命日と同じ日を「月命日(月忌)」と呼びます。 祥月命日は、特に人を招いたりはしませんが、仏壇に故人の好んだもの、供物や花を供え、お寺様をお迎えし、ご家族でお参りをします。
三回忌とそれ以降の法要
三回忌以降の法要は、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十五回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌、百回忌とあり、以後は五十年目ごとに営みます。たくさんの人を招いて法要を行うのは、一般的に一周忌と三回忌までです。
周忌法要のマナーについて
服装
黒い礼服が基本
アクセサリーはシンプルなものにし、結婚指輪や真珠ネックレスのみ許されるのが一般的です。
持ち物
数珠を持参
香典として、香典袋
お供え物
供花や供物を贈る場合、事前に施主(法要を主催する方)に相談すればよいでしょう。 供花には白い花が多く使われますが、故人が好きだった花を選ぶこともあります。
何年たっても故人のご命日は、ご家族にとって特別な日に変わりありませんから、ぜひ「故人との思い出」を慈しむ気持ちで供養しましょう。
この記事を書いた人
フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主 鈴木咲子
都内生花店に8年在籍ののち渡独。2000年に南ドイツ、アルザス地区の生花店での勤務を経て帰国後、ドイツ人フラワーデザイナーなど、トップフローリストのアシスタント、バイプレーヤーとして従事。2002年 通販サイトHanaimo開業。「あなたの想いを花でかたちに」をモットーに「想いを伝える」プロフェッショナルとして日々精進。 一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格