何をするの?「初めての『お盆』の過ごし方」
「新盆供養はていねいに」なんて聞いたことがあるけれど、実際どんな風に過ごせばいいの?そんな???を抱いた人もいるのではないでしょうか。
お盆の過ごし方には宗教や地方によって違いはありますが、一般的には七月盆、八月盆とも、12日までにお迎えの準備をします。お供え物も、12日までに準備を済ませておきます。新盆の場合は、白い提灯(近親者)行灯などの盆提灯も用意します。
なお、新盆で、親戚や知人から、お供えのお花や供物を「御供」「ご仏前」としていただいたときは、「新盆供養」として引きものをお返しします。
13日(迎え盆)
お供え物、お花、お線香、ろうそく、提灯などを用意します。
仏壇から盆棚に位牌を移します。
霊供膳(れいくぜん)=ご霊前・ご仏前にお供えする小型の御膳や仏具、お花などを供えます。
「迎えは早く、送りは遅く」といいます。ご先祖のお迎えは早くにしましょうということで、お墓参りは午前中にしましょう。
夕方には、ご先祖を迎えるための「迎え火」を焚きます。迎え火は麻幹(おがら)を炊いてご先祖をお迎えします。
14日 15日
この二日間は、朝昼晩、家族と同じ食事をお供えします。
僧侶の方に読経をお願いします。新盆法要に場合は、近親者を招き、新しい仏様をむかえて供養します。
16日
16日の夕方に、家の玄関先などで送り火を焚き、ご先祖様を浄土に送ります。
今の時代、さまざまな慣習や行事が簡略化されてきましたが、相手を思う気持ち、うやまう心はどの時代にあっても変わらないと思うんですね。いまどき、何においても、大げさである必要はないと思いますが、ときには、せめてもの気持ち「お元気ですか」の気持ちをこめて、ご挨拶を贈ってみてはいかがでしょうか。
お盆の花を贈りましょう。