エチケット・マナー冠婚葬祭手紙の書き方礼儀作法
表書き「祝御移転」と「御移転御祝」はどっちが正しい?
お祝い花を送るときに花に立てる「立札(名札)」。ここに記載する「祝***」の書き方について、悩んだことはないですか?
たとえば表題にある「祝御移転」と「御移転御祝」。
この場合はどっちが正しいでしょう。
前者は4文字、後者は「御」が重なっている…いっそ「ご移転御祝い」がいいのでは。
なんて最適解も聞こえてきそうですが、結論から言うと両者は「どちらも正解」です。
「祝御移転」のように、先頭に「祝」を付ける書き方は関東に多いようで、対して「御移転御祝」という書き方は関西に多く見られます。
一説には、京都をはじめとして昔からの伝統が引き継がれている地域が多い関西に対し、全国から人が集まる関東は、わかりやすさを重視したことにより現在の書き方になったのではないかといわれます。
関東にいるHANAIMOでも、通常は「祝****」と表記しますが、お客様からのご指定があった際にはそれに限りません。送り先が関東の会社でも「御移転御祝」「御開業御祝」と書くことはあります。
なお、表書きに悩まれたときにはお祝い事であれば「御祝」とするとよいでしょう。
ご参考になれば幸いです。