7月
風立ちぬ~会議は踊る
映画「風立ちぬ」を見てきました。そこには記憶にとどまったままの、燃え盛る赤い、また美しく青い日本が描かれていました。
映画のなかで歌われる「Das gibt’s nur einmal~たった一度だけ」という曲が印象に残り、調べてみましたら、それは1814年のウィーン会議を時代背景にした、1931年のオペレッタ映画の中の曲だとわかりました。
軽快な曲調ではありながら、その歌詞は薄幸の少女にある背景を物語ります。美しい映画でした。世間の評判はともかく、ぜひ各々の感性で受け止めていただきたい映画です。命みじかし恋せよ乙女。
こんなことはただの一度だけ、もう二度と来ない。もしかしたら、ただの夢かもしれない。人生にたった一度だけ、明日にはもう消え去っているかもしれない。人生にただ一度のこと、そうよ花の盛りはただの一度きりだもの。
Das gibt’s nur einmal~會議は踊る(Der Kongreß tanzt 1931)
コスモス 花言葉「乙女の恋」