ローズマリー

ほら、ローズマリーがあるわ…思い出のためにですって。
ねえだからお願いあなた、忘れないで。
ウィリアム・シェークスピア『ハムレット』

ハーブの香りが心地よく感じる季節になりました。セージ、タイム、ラベンダーと共に、日本人にも親しみ深いハーブ、ローズマリー。古くから薬用にも用いられ、その芳香は心の悩みをも癒すと信じられてきた植物です。

種名のRosmarinus はros（雫）とmarinus（海）が語源にあり、そこからこの花は「海の雫」と呼ばれます。その由来を象徴するような、淡い紫色の花も愛らしいですよね。

ヨーロッパでは食用としても馴染み深いですが、その常緑性のある葉は永遠のシンボル、また記憶と思い出の象徴ともいわれてきました。シェイクスピアの戯曲には、さまざまな植物が登場しますが、なかでもローズマリーは印象的に、まさに記憶の象徴として描かれています。

『ロミオとジュリエット』にも出てきたような。「ロミオのRはローズマリーの」だったかしら。覚えている方いるかしら。

今日もいちりんあなたにどうぞ。

ローズマリー　花言葉「変わらぬ愛」

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2002年創業 フラワーギフト専門店 Hanaimo 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。
https://www.hanaimo.com/