10月 琉球朝顔(ノアサガオ) 先日のこと、瀬戸内の方面へ旅に出ましたら、いつかにみた覚えがある花と遭遇しました。かつて北九州の門司を訪ねた時にあった、あの朝顔です。花は大きく、色は深い群青。... 2023/10/28
10月 紫式部 紫色は、平安時代には「ゆかり(縁)色」ともいわれ、女性の美しさを象徴するのに最もたる色とされました。その由来は『古今和歌集』の「紫の一本(ひともと)ゆえに武蔵野... 2023/10/27
10月 薔薇 バラがこわごわと刺の上に花をひらいた。ひとつはほんのりと紅色に、もう一つは絶望の白色に、そして三つめは、白でも紅でもなく、二つから盗んだ色に。ウィリアム・シェイ... 2023/10/26
10月 柘榴 ご近所に、今年も柘榴(ザクロ)がなりました。梅雨の頃に咲いた花は、夏になって実を結び、秋になるとこんなに赤く熟れてきます。それが弾けると、中にはルビーのような粒... 2023/10/25
10月 月は空にメダルのように ここにきて朝夕の気温もさがり、日暮れのはやさ、秋が冴えると同時に、だんだんと秋が減るのを感じます。冬は寄ります。陽はまるく温もり、月はしっとり濡れ色です。それに... 2023/10/24
10月 10月の返り花は願い花 冬に春の花が咲くなどはよくあり、それを「返り咲き」といいます。小春日和が続く11月ごろに時ならぬ花が咲く、その花が「返り花」。「忘れ花」ともいいます。咲く花時を... 2023/10/23
10月 あかまんま 薄紅色のつぶつぶを、ごはんに見立てたままごと遊びが、そのまま異名になった、あかまんま。あかまんまは「赤の飯(まんま)」お赤飯のこと。花の和名は犬蓼(たで)です。... 2023/10/22
10月 Carpe diem(カルペ・ディエム)その日の花を摘め 「Carpe diem(カルペ・ディエム)」という言葉があります。古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句で、「Carpe」は「(花などを)摘め」、「Di... 2023/10/21
10月 親の意見と茄子の花 親の意見と茄子の花は 千に一つも仇はない。ことわざです。茄子の花は咲いたら必ず実がつきます。この「実にならない花はない」ことを親の意見に重ねて「親も子供たちの育... 2023/10/20
10月 秋は第二の春。木の葉がみんな花になる。 紅葉と書いてモミジ、はカエデの仲間の総称です。また柿や桜などの落葉樹が赤や黄に色を変えていく様も紅葉(こうよう)する、といいますね。赤色を紅葉、黄色も黄葉(こう... 2023/10/19