水に流す
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
そして世の中に生きている人とその住処もまた、この川の流れと水泡のようなものである。
過去にあった嫌なことを、無かったことにするそれを「水に流す」というように、水の象徴性は「流れる」ことにあります。
日本では古くから、人間の直視できない罪の意識や、心に感じるけがれをは祓うために、また目には見えない願いや祈りも、水に流す習俗がありました。「水に流す」は「見ずに流す」ともいえるでしょう。
しかしこれは水が清らかであった時代の話。今ではこの「見ずに流す」をおおきく誤解し、海に川に、さまざまな物質個体が流されています。その無自覚の代償のように、この頃の私たちは心のけがれを水に流すこと、心の整理や解決が、上手にできなくなっているように見えるのですが、これも誤解でしょうか。
私たちが生きる上で、また生きる場所において、水は常に寄り添うように在るものであり、ゆえに水があるかないかに意味を求めることは多くありません。けれどこれも、水に恵まれた日本人固有の感覚だったのかもしれない、そんなことを思いました。雨、降らないかな。今日もいちりんあなたにどうぞ。
タマスダレ 花言葉「期待」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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