”So it goes.”(そういうものだ)
梅雨を待つ間の降ったり晴れたりよどんだり。そんな変わりやすい夏の天気は、いらぬ湿気も相まって、なおさら身体にこたえます。
そんな空模様をして「わからぬは夏の日和と人心」なんてことばもありました。人の心も虚ろなもので、変わりやすく解らないものだ、という意味です。
似たようなことばに「男心と秋の空」というのもありますね。男の女性に対する愛情なんて、移り気なものだということば。
これを「女心と」に置き換えると、男性に対する愛情に限らぬ移り気なことをいうそうです。
さて、今日は「人の気持ちなんてわからぬものだ」と、あらためて思うに至った一日でした。
それを面白げに受け入れることができるのは、他でもない、カート・ヴォネガットの作品『スローターハウス5』にでてきた「そういうものだ」という台詞が、頭の中で何度も過ったから。
男であれ女であれ猫であれ、むこうの心なんて分からないもの。さらには作品の中にもあるように、この一生も、時間の果てまで行ったとて、予期せぬことは、ずっとある。
ほんとそうだとまた思い、そうして歌うように唇にのった、このことば。
So it goes. そういうものだ。明日もよい日になりますように。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ヒルガオ 花言葉「親しい付き合い」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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