寒露
今日は寒露。二十四節気の第17節目で、この季節には菊の花が盛んに咲きだし、果実の実が落ち始め、コウロギなどの虫のすごもりが盛んになり、冷たい露が草花に降り始める。秋もすっかり深まる頃になりましたよ、というお知らせです。
露は、空気中の水蒸気が夜の冷え込みで凝結し、水滴となって草木や地表面に付くもの。夏の湿り気が残っているうえに夜が長くなり、冷え込みが強まることで露が結ぶようになります。
このように、露は「結ぶ」といい、ほかにも「宿る」「降りる」「散る」などと表します。「はかないもの」として捉えられる露ですが、露につづく言葉ひとつで、露に喩えられたものへの、敬虔な思いを知るようで嬉しくなります。
あらためて日本語とは奥が深く、美しい言語であると気づかされました。いつまでも大切に使い、伝えてゆきたい思いです。今日もいちりんあなたにどうぞ。
タマスダレ 花言葉「純白な愛」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。
「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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